歴史Dランク
戸主(こしゅ)が統率(とうそつ)権限を持つ親族の団体。 建物としての「家」と区別するために,片仮名で「イエ」と表記することがある。
1898年に施行された民法で規定されたもので,「家制度」などともいう。家の長である戸主(原則として男性がなった)が強い権限を持ち,相続では長男が重視され,弟や女性の権利は弱かった。
家制度や戸主は日本国憲法の施行と同時に廃止されている。民法も個人の重視と男女平等を原則として1947年に大きく改正されている。