イラク戦争
Last-modified: 2016-11-08 (火) 12:14:24
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イラク戦争(いらくせんそう) †
2003年 アメリカ合衆国を中心とする有志連合が,大量破壊兵器の保有を理由としてイラクを攻撃した戦争。 イラクのフセイン政権は,湾岸戦争の停戦決議で大量破壊兵器の不保持を義務づけられていたが,国際連合の派遣する武器調査団に対して非協力な態度を取り続けていた。アメリカはこうしたイラクの対応を非難し,イラクの一般市民をフセイン政権の圧政から解放するとして,2003年3月に開戦した。戦いは短期間で有志連合の勝利に終わり,イラクは連合国
- 有志連合には,アメリカを中心にイギリス,オーストラリアなどが参加した。
- 2004年にイラクでは暫定政権が設立され,CPAから主権が移譲された。2006年に正式政府が発足し,同年末にはフセイン元大統領が処刑されている。
- 日本政府はイラク人道復興支援特別措置法を制定し,イラクに自衛隊を派遣した。陸上自衛隊は2004年からサマワ地区に派遣されて,給水,医療支援,学校・道路の補修などにあたったが,2006年に撤収している。
- 2011年12月にアメリカ軍がイラクから完全に撤収し,イラク戦争の終結が正式に宣言された。
その後もイラクでは政治の混乱が続き,2014年にはイラクやシリアで勢力を拡大したイスラム過激派組織のISIL(自称「イスラム国」)が独立を宣言している。