インフレーション
Last-modified: 2017-05-24 (水) 12:50:26
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インフレーション †
物価が持続的に上昇することで,ふつう好景気のときにおこる。 略称はインフレ。
物価が上昇すると同じ金額で買うことができる商品が少なくなるので,貨幣の価値が下がる。そのため,収入が固定している人や,預貯金の利子が主な収入である人は特に生活が苦しくなってしまう。
【日本のインフレーション】
- 戦後インフレ(1945年〜)……第二次世界大戦の敗北によって通貨の価値が急落して,激しいインフレーションが発生した。政府は預金
封鎖 や新円切替 によってインフレを押さえようとしたがうまくいかず,1949年までに消費者物価指数は約100倍にもなった。
- 高度経済成長期(1955年〜)……ゆるやかなインフレーションが長期間続いた。
- 第一次石油危機(1973年〜)……物価が急上昇し,狂乱物価とよばれた。その後,不景気なのに物価上昇が続くという現象が続き,スタグフレーションとよばれた。
- バルブ経済(1986年〜)……地価や株価が上昇する資産インフレがおきた。
バブル経済の崩壊後は,物価が持続的に下降するデフレーションの傾向が強くなっている。