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オゾンホール

Last-modified: 2019-01-10 (木) 16:31:46
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地理Dランク

オゾンホール

地球の上空にあって,太陽からの紫外線をさえぎっているオゾンが極端に減少すること。 ホールは「穴」という意味で,オゾンが減少して穴があいたような状態になっていることからオゾンホールとよばれている。

オゾンホールが発生する原因となっているのはフロンである。

  • オゾンは酸素原子3つからできる物質で,発生するときも,分解するときも紫外線を吸収する。
  • 成層圏(10〜50km上空)にはオゾンが集まったオゾン層があり,紫外線をさえぎることによって,地上の生物を保護している。
  • 強いエネルギーをもつ紫外線は生物にとって有害であり,オゾン層ができるまで,生物はおもに水中で生活していた。
  • 植物の光合成などよって大気中の酸素が増加することによって,次第にオゾン層が形成された。地表に達する紫外線が減少したことから,生物の陸上進出が可能になったと考えられている。
  • フロンは塩素・炭素・水素などの化合物で,冷蔵庫やエアコンなどに使われてきた。化学的に安定した物質であるが,紫外線にあたると分解し,発生した塩素にはオゾンを連続的に破壊するという性質がある。
  • オゾンホールの発生による紫外線の増加をふせぐために,モントリオール議定書(1987年)などが定められ,フロンの使用には大きな制限がかけられるようになっている。
  • 現在,オゾンホールが多く発生しているのは,春から夏にかけての,南極と北極の上空である。
  • 冬の南極・北極の上空は特に低温で,下降気流によって強い空気のうずができる。
  • 春になると氷の雲に付着していたフロンが放出され,うずの中でフロンによるオゾンの破壊が一方的に進むため(フロンはうずから出られないし,オゾンが外からうずに入ることもできない)オゾンホールが発生する。