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バブル経済

Last-modified: 2019-08-29 (木) 14:37:20
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歴史Aランク

バブル経済(ばぶるけいざい)

1980年代の後半,日本で株式や土地の価格が異常に高くなったこと。 バブル景気ともいう。バブルは(あわ)のことで,「価格の上昇に中身がないこと」や「いつかははじけてなくなってしまうこと」を表している。

1985年から日本では円高による不景気がおこり,その対策として低金利政策(利子を低くしてお金を借りやすくすること)がとられた。この政策によってお金があまる状態になり,これが株式や土地の購入に集中したため,バブル経済が発生した。

  • 当時は土地の価格はいつまでも上がり続けると信じられていて(土地神話),多くの企業が銀行から資金を借りて,土地を買い集めるようになった。
  • バブル経済の期間は,ふつう1986年12月から1991年2月までとされる。

1990年3月に政府が土地関連の資金の融資(ゆうし)を規制したことがきっかけとなって地価や株価が急落し(バブル崩壊),多くの企業が倒産して日本経済は長期的な不景気におちいった(平成不況)。銀行は貸したお金が返ってこない不良債権を大量にかかえ,経営が破綻(はたん)する銀行も現れた。

【参考】

バブルとよばれる現象は日本に限らず,世界各地でおきている。次は歴史的にも有名なバブルである。

  • チューリップ・バブル……17世紀にオランダでおきたバブル。チューリップの球根の価格が急上昇し,球根を買う権利までが高額で取り引きされるようになった(先物取引)。その後,球根の価格が急落したことから,多くの投資家が破産した。世界最初のバブルともされる。
  • 南海バブル……18世紀にイギリスでおきたバブル。南海会社は政府の国債を引き受ける代わりに株式を発行したが,株価が急上昇したことから,多くの人が株を買いあさるようになった。しかし,南海会社の実態(本来貿易会社であったが,経営が悪化していた)が明らかになったことから株価が急落し,破産する者が続出して経済が大混乱におちいった。問題の解決に努力して国王の信頼を得たウォルポールは,議院内閣制の基礎を確立することになった。

なお,1990年代にはアメリカや日本でインターネット関連企業の株価が急上昇して,インターネット・バブルとかITバブルとよばれていた。