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ポーツマス条約

Last-modified: 2017-06-06 (火) 12:19:52
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歴史Aランク

ポーツマス条約(ぽーつますじょうやく)

1905年 アメリカ大統領の仲立ちで結ばれた,日露戦争の講和条約。 ポーツマスは,講和会議が開かれたアメリカ東海岸の都市の名前である。

条約のおもな内容は次の通りである。

  • ロシアは韓国における日本の優越権を認める。
  • 朝鮮国は1897年に国号を大韓帝国に改めている。
  • ロシアは旅順(リュイシュン)大連(ターリエン)租借(そしゃく)権を日本にゆずる。
  • 「租借」とは,一定の期間,他国の領土を借り受けることである。
  • 三国干渉後,ロシアが清に認めさせていた租借権を日本にゆずらせた。租借期間は25年間であったが,後に日本は二十一か条の要求で99年間に延長させている。
  • ロシアは長春(チャンチュン)以南の鉄道と,鉄道に付属する土地や炭鉱などの権利を日本にゆずる。
  • ロシアが満州(中国東北部)で経営していた東清鉄道のうち,南満州支線を日本にゆずらせた。獲得した鉄道や鉱山などの経営のために日本が設立したのが,南満州鉄道株式会社である。
  • ロシアは北緯50度以南の樺太(からふと)を日本にゆずる。
  • ロシアは沿海州沿岸の漁業権を日本にあたえる。

賠償金を取れなかったことなどからポーツマス条約に対する国民の不満は高く,東京では講和に反対する民衆が警察や新聞社を焼き打ちするという事件がおきている(日比谷焼き打ち事件)。

【注意】

アメリカは満州への経済的な進出をねらって,ポーツマス条約の仲立ちを行った。しかし,日本が満州南部の利権を独占しようとしたことから,次第に日本とアメリカの対立が深まることになった。