モノカルチャー経済
Last-modified: 2018-01-31 (水) 13:55:09
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モノカルチャー経済(ものかるちゃーけいざい) †
ある国の経済が,特定の商品作物や鉱産資源などの輸出にたよっていること。 植民地から独立した発展途上国に多く見られる経済である。
- 植民地時代に宗主国(支配国)から農産物や資源の供給地としての役割を押しつけられていた国の場合,独立した現在でもプランテーション作物や特定の鉱産資源が主要な輸出品になっている場合が多く,モノカルチャー経済になっている。
- 農産物や鉱産資源は価格が変動しやすいため,モノカルチャー経済の国では,国の収入が安定しないという問題がある。そのため,各国は工業化を進めて工業製品の輸出を増やすなどの対策をたてている。
【参考】
モノは「単一」,カルチャーは「栽培」の意味で,モノカルチャーの本来の意味は「単一栽培(一種類の農産物だけを栽培すること)」である。