ロンドン海軍軍縮会議
Last-modified: 2017-04-25 (火) 12:09:23
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ロンドン海軍軍縮会議(ろんどんかいぐんぐんしゅくかいぎ) †
1930年 アメリカ,イギリス,日本などがロンドンで開いた海軍軍縮会議。 ワシントン会議で結ばれた海軍軍縮条約の改定と,補助艦問題が審議された。日本政府はアメリカ,イギリスと協調して,主力艦建造中止期間の5年延長や補助艦の保有を制限する軍縮条約を結んだ。
- 主力艦……軍艦の主力になるもので,戦艦など。
- 補助艦……主力艦を補助するもので,巡洋艦や潜水艦など。
日本政府は軍令部(海軍の作戦や用兵を指揮する機関で,天皇に直属する)の反対をおさえて,軍縮条約を結んだ。日本国内では,一部の軍人や国家主義者らが天皇の権限を侵害しているとして政府を攻撃し,浜口
1935年に第二次ロンドン海軍軍縮会議が開かれたが,翌年日本は脱退している。同年,ワシントン会議の軍縮条約も失効し,軍縮が進められる時代は終わった。(日本は1937年から大和,武蔵などの巨大戦艦の建造をはじめている。)