一地一作人
Last-modified: 2020-03-11 (水) 15:12:58
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一地一作人(いっちいっさくにん) †
1つの土地を耕作する権利を,1人の農民に認める制度。 太閤検地によって確立された。
荘園は室町時代まで存続したが,1つの土地に中央貴族,寺社,武士,有力農民などの権利が複雑にからみあっていた。戦国時代には戦国大名によって荘園の解体が進み,太閤検地によって完全に解体された。土地に関する複雑な権利関係は否定され,実際に耕作をしている農民に田畑を保有し耕作する権利が認められた。これが一地一作人である。