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三国協商

Last-modified: 2019-02-08 (金) 20:42:24
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歴史Aランク

三国協商(さんごくきょうしょう)

19世紀の末から20世紀のはじめに,イギリス・フランス・ロシアが結んだ同盟・協商のこと。 ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟ときびしく対立し,第一次世界大戦がおこる大きな原因となった。

次の3つの同盟・協商をまとめて,三国協商とよんでいる。

  • 露仏同盟(1891年・1894年)……ロシアとフランスが結んだもので,1891年に政治協定,1894年に軍事協定が成立した。日露戦争でフランスがロシアを支援したのは,この同盟が結ばれていたためである。
  • 英仏協商(1904年)……イギリスとフランスが結んだもので,植民地政策に関する両国の利害関係を調整した。この後,イギリスとフランスの協調関係は現在まで続いている(2004年には調印100周年を記念する行事が行われている)。
  • 英露協商(1907年)……イギリスとロシアが日露戦争後の情勢変化に対応して結んだもので,両国の利害関係を調整した。イギリスとの対立が弱まったことから,ロシアのバルカン半島進出が強化され,サラエボ事件につながっていった。

1917年のロシア革命でロシア帝国がほろび,ソビエト政府が成立した。翌年,ソビエト政府がドイツと単独で講和したことから,三国協商は消滅している。

【注意】

協商は同盟よりもゆるやかな協定のことをいう。ただし,三国協商は軍事同盟とよんでもよいほど強力なものであった。