中大兄皇子
Last-modified: 2019-07-23 (火) 12:34:55
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中大兄皇子(なかのおおえのおうじ) †
626年〜671年 飛鳥時代の政治家で,大化の改新をはじめた。 のちの天智天皇である。
【中大兄皇子・天智天皇】
- 626年……
舒明 天皇の第2皇子としてうまれる。
- 642年……母が即位する(
皇極 天皇)。
- 645年……中臣鎌足らの協力を得て,
蘇我 氏をほろぼす。皇極天皇が退位し,弟(中大兄皇子にとっては叔父)が即位する(孝徳天皇)。中大兄皇子は皇太子となり,都を難波 (大阪府)に移し,公地公民を定めるなど,政治改革をはじめる(大化の改新)。
- 653年……孝徳天皇と対立し,臣下たちとともに飛鳥にもどる。翌年,孝徳天皇は難波で死去する。
- 655年……母が再び即位する(
斉明 天皇)。中大兄皇子は引き続き皇太子の地位につく。
- 661年……斉明天皇が死去する。即位せず,皇太子のままで政治を行った。
- 663年……白村江の戦いで日本軍が敗れ,朝鮮半島から退く。
- 中大兄皇子は唐・新羅からの攻撃にそなえて九州に防人とよばれる兵をおき,各地に山城や水城を築いた。
- 667年……都を大津(滋賀県)にうつす。
- 668年……正式に即位する(天智天皇)。
- 670年……日本最古の全国的な
戸籍 を作成させる。