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二・二六事件

Last-modified: 2020-02-26 (水) 16:41:33
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歴史Aランク

二・二六事件(ににろくじけん)

1936年 陸軍の青年将校が部隊をひきいておこした反乱で,大臣らを殺害し,首相官邸や警視庁などを占拠した。 事件がおこったのは2月26日だが,2月29日には反乱部隊が降伏して鎮圧(ちんあつ)された。青年将校の多くは死刑になったが,この事件後,軍部の政治に対する発言力がさらに強まることになった。

  • 将校……少尉以上の軍人のこと。青年将校たちは政党や財閥に強い不満を持ち,軍事政権をつくって新しい国家をつくろうとした。なお,事件の背景には陸軍内部での勢力争いがあったとされる。
  • 二・二六事件は青年将校が部隊をひきい,武力によって政権を奪おうとしたクーデターである。クーデターは失敗に終わり,青年将校は兵をもとの部隊に戻したうえで,一部は自殺し,他は降伏した。降伏した青年将校の裁判は非公開・一審制(裁判は1回のみ)・弁護人なしという形で行われ,多くが銃殺刑となった(関係者として処刑された民間人もいる)。
  • 二・二六事件で襲撃を受けたのは次の人々である。
  • 岡田啓介(おかだけいすけ)首相……退役海軍大将。首相官邸で襲撃を受けたが,義弟が身代わりになって射殺された(警官4名も死亡)。27日に首相官邸から脱出し,事件後の3月9日に責任をとって辞職した。
  • 高橋是清(たかはしこれきよ)大蔵大臣……元首相。自宅で射殺された。
  • 斉藤実(さいとうまこと)内大臣……予備役海軍大将・前首相。自宅で射殺された。
  • 鈴木貫太郎(すずきかんたろう)侍従長……予備役海軍大将。自宅で銃撃を受けて重傷をおったが,一命は取り留めた。のちに,日本降伏時の首相をつとめた。
  • 渡辺錠太郎(わたなべじょうたろう)陸軍教育総監……自宅で銃撃戦のすえ,射殺された。
  • 牧野伸顕(まきののぶあき)伯爵……大久保利通の次男で元内大臣。旅館にいたところを襲撃されたが,脱出した(警官1名が死亡)。