二十一か条の要求
Last-modified: 2017-03-22 (水) 12:10:27
Top / 二十一か条の要求
二十一か条の要求(にじゅういちかじょうのようきゅう) †
1915年 第一次世界大戦中に,日本政府が中国政府に提出した要求のこと。 日英同盟を名目に大戦に参戦した日本は,ドイツの軍事基地のあった
- 第1号(4条)……ドイツが山東省に持っていた一切の利権を日本にゆずる。
- 第2号(7条)
- 日本の
旅順 ・大連 の租借 の期限,南満州鉄道の利権の期限を99か年延長する。
- 南満州・東部
内蒙古 における,土地や鉱山に関する権利を日本人に与える。
- 第3号(2条)……中国最大の製鉄会社を,日本と中国の共同経営にする。
- 第4号(1条)……中国の沿岸地域を外国にゆずったり,貸すことを禁止する。
- 第5号(7条)……中国は政治・財政・軍事の
顧問 として,中央政府に日本人をやとう。
中国政府はこの要求に反発したが,日本政府は武力を背景に第5号を除く大半の要求を認めさせた。この結果,中国では民衆の反日感情が高まり,欧米諸国も日本を警戒するようになった。