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五・一五事件

Last-modified: 2021-01-12 (火) 20:47:16
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歴史Aランク

五・一五事件(ごいちごじけん)

1932年 政党政治に不満をもつ海軍の青年将校らがおこした反乱事件で,政党内閣を終わらせることになった。 「五・一五」は事件がおきた日付(5月15日),将校は「少尉以上の軍人」のことである。

  • 青年将校らは首相官邸を襲い,犬養毅(いぬかいつよし)首相を射殺した。一部は日本銀行や警視庁などを襲撃したあと,ほとんどが自首した。
  • この事件によって1924年から続いていた政党内閣は終わり,軍人や官僚出身者が首相になって内閣をつくるようになった。(犬養の後任の首相となったのは海軍軍人の斉藤(まこと)である。斎藤は後に天皇を補佐する内大臣になったが,二・二六事件で射殺されている。)

当時の日本は世界恐慌の影響もあって大不況となり,企業の倒産が相次いで失業者が増加するなど社会不安が高まっていた。その中で財閥の支配や政党政治に不満をもつ海軍の青年将校が国家改造をめざしておこしたのがこの事件だが,1930年のロンドン海軍軍縮条約に対する不満も原因の1つとされる。彼らと交流のあった陸軍の青年将校は時期が早すぎるとして五・一五事件には参加しなかったが(陸軍士官学校の生徒の一部が参加している),1936年に二・二六事件をおこしている。