公的年金制度
Last-modified: 2016-12-28 (水) 12:51:03
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公的年金制度(こうてきねんきんせいど) †
国が行う年金制度のことで,一定の年齢以上の人に毎年定期的に金銭が支給される。
公的年金には老齢年金,障害年金,遺族年金があるが,中心になるのは老齢年金である。
【老齢年金】
現役世代(おもに20〜60歳)の支払う保険料と政府の負担金をもとにして,年金世代(65歳以上)に年金が支給される。次の3種類がある。
- 国民年金……20歳以上のすべての国民が加入するもので,基礎年金ともいう。
- 厚生年金……会社員が加入する。
- 共済組合の年金……公務員などが加入する。2015年から厚生年金と制度が統合化されている。
高齢化によって年金を受け取る世帯の増加が続いている。このため,年金保険料を支払う現役世代の負担が大きくなることが問題になっている。
【参考】
国以外の組織が運営する年金制度もあり,これを私的年金という。