国司
Last-modified: 2019-12-18 (水) 15:44:40
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国司(こくし) †
律令制度で,中央から諸国に派遣された地方官のこと。 律令制度では地方は多くの国に区分され,国ごとに国司が派遣された。国司は都の貴族から任命され,現地の郡司などを監督して政治を行った。国司のおもな仕事には,戸籍の作成,班田の収受,税の徴収,軍事,裁判などがあり,強い権限をもっていた。
国司が全国的に設置されたのは,7世紀後半ごろと考えられている。国司は
【国司の変化】
- 平安時代……律令制度がくずれるとともに,
受領 とよばれる国司が現地で徴税を請け負うようになった(受領にはふつう守や介がなった)。
- 江戸時代……
越前守 とか上野介 のように,武家の官位として使われるようになった。