国学
Last-modified: 2017-02-23 (木) 16:24:06
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国学(こくがく) †
江戸時代におこった学問で,仏教や儒教が伝わる前の日本古来の精神を明らかにしようとするもの。 幕末の尊王攘夷運動や明治維新に大きな影響を与えた。
【代表的な国学者】
契沖 ……真言宗の僧で,「万葉集」を研究した。国学の基礎をきずいた人物として知られる。
- 契沖は歴史的に正しい仮名遣いの研究を行ったことでも知られている。古文の表記に現在でも使われている歴史的仮名遣いは,契沖の研究がもとになったものである。
賀茂真淵 ……荷田春満の弟子で,「万葉集」を研究した。歌人としても知られる。
- 本居宣長……伊勢(三重県)の医師で,賀茂真淵の弟子。35年をかけて「古事記伝」を著し,国学の大成者とされる。
平田篤胤 ……秋田藩士の子で,日本古来の信仰をとうとぶ復古神道を確立した。