坂本龍馬
Last-modified: 2020-02-20 (木) 16:12:46
Top / 坂本龍馬
坂本龍馬(さかもとりょうま) †
1835年〜1867年 江戸時代末期の志士で,薩長同盟の仲立ちになった。
【坂本龍馬】
坂本家は商家の出身で,土佐藩(高知県)の郷士(下級武士)であった。
- 1853年……江戸で剣術を学ぶ。ペリー来航時は土佐藩邸の警備にあたった。
- 1861年……土佐勤王党(土佐藩で尊王攘夷運動をすすめた結社)に加わる。
- 1862年
- 3月……土佐藩を脱藩する。
- 12月……幕臣の
勝海舟 の弟子となる。
- 1864年
- 2月……土佐藩の帰国命令を無視して再脱藩する。
- 5月……勝海舟の意見で神戸海軍
操練所 が設立され,坂本が塾頭をつとめる。
- 8月……勝の紹介で,薩摩の西郷隆盛と初対面する。
- 11月……江戸に呼び戻されることになった勝が,薩摩藩に坂本らの保護を頼む。
- 1865年
- 3月……海軍操練所が閉鎖される。
- 5月……薩摩藩の援助により,長崎で亀山社中を結成,海運・貿易業にあたる。
- 1866年
- 1月……坂本の仲立ちで薩長同盟が成立する(坂本が西郷隆盛を強く説得したという)。直後に京都の寺田屋で幕府の捕り方に襲われるが脱出する。
- 2月……木戸孝允の求めで,薩長同盟の内容を確認する裏書を行う。
- 6月……亀山社中のユニオン号で,幕府と戦う長州藩を支援する。
- 1867年
- 4月……土佐藩から脱藩の罪を許される。亀山社中を海援隊と改称し,土佐藩に協力する。
- 6月……長崎から出航した船の中で,土佐藩士の後藤
象二郎 に新国家の基本方針を説く。これを船中八策といい,大政奉還の構想がふくまれていた。
- 10月……土佐藩が大政奉還をすすめる建白書を将軍徳川慶喜に提出する。慶喜が大政奉還を行う。
- 11月……京都の近江屋で元土佐藩士の中岡
慎太郎 と話していたところを襲われて暗殺される。暗殺犯は不明だが,江戸幕府の家臣が結成した京都見廻組 の犯行とする説が有力である。