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士族

Last-modified: 2020-05-15 (金) 21:45:34
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歴史Dランク

士族(しぞく)

明治時代に設けられた身分階級の1つで,多くはもとの武士であった。 1869年の版籍奉還の直後に定められたもので,大名などは華族になったが,その他の武士は士族になっている。

政府は華族と士族に(ろく)(給与)を支給していたが,財政の大きな負担になったことから,1876年にこれを廃止して,代わりに公債を交付した(公債の所有者には利子が払われたが,一般に少額であり,多くの士族は生活に困って公債を売却している)。また,帯刀(刀を腰にさすこと)なども禁止したことから士族の不満が高まり,各地で反乱がおきたが,政府軍によって鎮圧(ちんあつ)されている。(最後にして最大の士族の反乱とされているのが,西南戦争である。)

士族の特権の廃止によって,身分としての士族は解体した。その後も戸籍には「士族」の記入が行われていたが,1947年の民法改正によって,この記入も廃止されている。

【参考】

下級の家臣で武士身分をもたない者は当初,卒族(そつぞく)とされた。卒族は2年で廃され,親子代々続いていた者は士族に,一台限りの者は平民に編入されている。