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大政奉還

Last-modified: 2019-06-24 (月) 16:27:05
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歴史Aランク

大政奉還(たいせいほうかん)

1867年 江戸幕府の第15代将軍徳川慶喜(よしのぶ)が,朝廷に政権を返したこと。

当時の日本を実質的に統治していたのは江戸幕府の将軍であったが,形式的には天皇が将軍を任命し,統治権を幕府にあずけるという形になっていた。「大政」は国家の政治のことであり,「奉還」は天皇に返すことを意味する。

  • 1867年になると,薩摩藩は長州藩と結んで武力による倒幕の準備を進めるようになっていた。これに対して,土佐藩は戦いをさけるために大政奉還による新国家建設を幕府にすすめた(この考えのもとになったのは,坂本龍馬の「船中八策」であったとされる)。徳川慶喜はこのすすめを受けて大政奉還を行っている。
  • 徳川慶喜が朝廷に大政奉還を奏上したのは慶応3年10月14日(太陽暦では1867年11月9日)である。同じ日に,朝廷から薩摩藩と長州藩に幕府を倒すことを命じる密勅(みっちょく)が下されている。

慶喜のねらいは,天皇のもとに大名会議を開き,自分がその議長となって政治の実権をにぎり続けることにあった。これに対して倒幕派は王政復古の大号令を発し,天皇中心の新政府をつくることを宣言した。さらに,新政府が徳川氏の影響力を除くために,慶喜に官職や領地の返上を命じたことから,戊辰戦争がおきている。