安全保障理事会
Last-modified: 2020-03-09 (月) 16:43:12
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安全保障理事会(あんぜんほしょうりじかい) †
国際連合の主要機関の1つで,世界の平和と安全について,大きな責任と権限をもっている。
5つの常任理事国と10の非常任理事国から構成され,紛争解決のための勧告,経済制裁や国連軍の派遣などを決定することができる。
- 常任理事国……任期は決められていない。拒否権が認められていて,1国でも反対すると決議することはできない。
- アメリカ合衆国
- イギリス
- フランス
- ロシア……1991年まではソビエト連邦。
- 非常任理事国……任期は2年で,毎年5か国ずつ選出されている。
- 2019年〜2020年……ベルギー,ドイツ,ドミニカ共和国,インドネシア,南アフリカ共和国
- 2020年〜2021年……ニジェール,チュニジア,ベトナム,セントビンセント・グレナディーン,エストニア
安全保障理事会は国際連盟の失敗の反省から設置されたもので,実質的には国際連合の最高意思決定機関になっている。
【安全保障理事会】
- 1945年……国際連合が成立する。同時に安全保障理事会が設置される。
- 非常任理事国……当初は6か国であった。
- 1965年……制度が改正されて,非常任理事国が10か国になる。
- 1971年……国際連合における中国の代表権を中華人民共和国が獲得する。中華民国(台湾の国民政府)は国際連合を脱退し,中華人民共和国が国際連合に加盟すると同時に常任理事国になる。
- 1991年……ソビエト連邦が解体する。ソビエト連邦の国際的な地位を引きついだロシアが常任理事国になる。