小選挙区制
Last-modified: 2017-10-15 (日) 17:32:54
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小選挙区制(しょうせんきょくせい) †
1つの選挙区から1人の議員を選ぶ選挙制度。 1つの選挙区から2人以上の議員を選ぶときは,大選挙区制という。
- 小選挙区制の長所……支持率の高い大政党の候補者が当選することが多く,議会で多数派が形成されて,政治が安定する。
- 小選挙区制の短所…… 死票(落選者に投じられてムダになった票)が多くなり,少数意見が反映されない危険がある。
日本では,衆議院の選挙区選挙が小選挙区制になっている。
- 全国を295(2017年から289)の選挙区に分け,各選挙区で得票数1位の候補者を当選者とする。得票数1位の候補者が2人以上になるときは,くじ引きで当選者を決める。
- 法定得票(有効投票総数の6分の1以上)に達していないときは,得票数1位でも当選は認められない。この場合は,再選挙が行われる。
なお,参議院の選挙区選挙でも,定数2名の選挙区は実質的には小選挙区である(1回の選挙では半数の1名を選挙するから)。