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帝国議会

Last-modified: 2019-07-03 (水) 12:27:51
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歴史Aランク

帝国議会(ていこくぎかい)

大日本帝国憲法によって定められた国会のことで,衆議院と貴族院の二院から構成され,法律を制定したり,予算を決める権限を持っていた。 

  • 衆議院……議員は国民の選挙で選ばれ,任期は4年であった(第二次世界大戦中に任期が5年になった時期がある)。1890年の最初の選挙では,有権者(選挙に投票できる人)は直接国税15円以上を納める25歳以上の男子に限られ,全人口の約1%に過ぎなかった。その後納税額の制限は引き下げられ,1925年には25歳以上の男子の普通選挙制が実現した。
  • 貴族院……皇族議員,華族議員および天皇の任命する勅選(ちょくせん)議員から構成され,華族議員の一部を除くと終身任期であった。衆議院と同格とされたが,予算の先議権(先に審議する権利)は衆議院にあった。

【帝国議会の歴史】

  • 明治時代……初期の衆議院は民党(自由民権運動の流れをくむ者)が多く,地租の軽減などを主張して,超然主義(いかなる政党とも協力しないこと)をとる政府ときびしく対立した。日清戦争日露戦争頃から政府と議会は協力をするようになり,藩閥(はんばつ)中心の内閣と,政党中心の内閣が交互にできるようになった。
  • 大正時代……民主主義の風潮が高まり(大正デモクラシー),議会で多数の議席をしめる政党が内閣を組織して政治を進めるようになった。
  • 昭和時代……五・一五事件によって政党内閣は終わり,軍部の力が強まるとともに,議会は弱体化した。第二次世界大戦後,1947年の日本国憲法施行にともなって帝国議会は現在の国会に改められ,貴族院にかわって参議院が設置された。