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律令

Last-modified: 2020-02-05 (水) 20:39:43
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歴史Bランク

律令(りつりょう)

古代の法律のことで,律は犯罪に対する刑罰,令は政治のしくみなどを定めたものである。 もともとは中国で発達したもので,は律令によって国を治める律令国家として栄えた。日本では大化の改新のときから律令の編纂(へんさん)がはじまり,701年の大宝律令の制定によって律令国家としての仕組みが完成した。

【日本の律令】

  • 近江令(おうみりょう)……668年制定。天智天皇の命令によって,令だけが制定されたもの。現存していないため,内容は不明。近江令制定の記事は後世のものしかないことから,実際には制定されなかったという説もある。
  • 飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)……689年制定。天武天皇の命令で編纂され,持統(じとう)天皇によって施行されたもの。日本では最初の本格的な律令法とされるが,内容は不明な部分が多い。律に関しては,制定されたという説や,唐の律がそのまま使われたという説などがある。
  • 大宝律令……701年制定。文武(もんむ)天皇の命令で編纂されたもので,藤原不比等(ふひと)らが選定にあたった。令だけでなく律も制定され,日本の律令制度を完成させることになった。原文は現存していないが,養老(ようろう)律令などをもとに復元されている。
  • 養老律令……757年施行。藤原不比等らが大宝律令を修正・編纂したもので,不比等の死後は作業が停止していたが,孝謙(こうけん)天皇によって施行された。内容的には大宝律令と大差はないと考えられている。

養老律令以後は,(きゃく)(律令を改正したり追加した法令)や式(律令・格を施行するときの細かい規則)が定められるようになり,平安時代中期には実質的には律令は用いられなくなっている。