打ちこわし
Last-modified: 2019-04-17 (水) 12:54:15
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打ちこわし(うちこわし) †
江戸時代,都市に住む貧しい人々が,米の値段をつりあげる大商人の家などをおそったこと。 不正を疑われた者の家屋を破壊したことから,打ちこわしとよばれる。
- 最初の打ちこわしは,1703年に長崎でおきている。江戸で初めて打ちこわしがおきたのは,享保の改革中の1733年である。
- 打ちこわしが多発した時期としては,天明のききん(1783〜),天保のききん(1833〜),幕末(1866〜)などがあげられる。幕末は,物価上昇や米不足が原因で,大阪や江戸をはじめ全国各地で打ちこわしがおきている。