文明開化
Last-modified: 2019-09-18 (水) 12:56:44
Top / 文明開化
文明開化(ぶんめいかいか) †
明治時代になって,欧米の文化や生活様式がさかんに取り入れられたこと。
文明開化は東京,京都,大阪や開港場の横浜,神戸などの大都市を中心にはじまり,次第に全国に広まっていった。
【文明開化の例】
暦 ……1873年から太陽暦 になり,1日が24時間,1週間が7日となった。- それまでの日本では太陰太陽暦(月の満ち欠けを基準にするが,1年を太陽の動きに合わせて調整した暦)が使われていた。暦の変更によって,明治5年(1872年)12月2日の翌日が明治6年(1873年)1月1日になっている。
- 住居……銀座(東京)などにはれんがづくりの洋館が建てられ,ガス灯がともされた。
- 衣服……洋服やくつ,帽子を身につけ,散髪をするようになった。
- ちょんまげを切り落とした髪型は「
散切 り」とよばれ,「散切り頭をたたいてみれば文明開化の音がする」と歌われた。
- 食生活……牛肉やパンを食べたり,牛乳を飲むようになった。
- 交通……鉄道馬車や人力車が使われるようになった。1872年には新橋(東京)〜横浜間の鉄道が開通している。