新食糧法
Last-modified: 2017-08-02 (水) 16:24:08
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新食糧法(しんしょくりょうほう) †
日本人の主食である米の生産や流通を,大幅に自由化した法律。 1995年制定。
日本では,主食である米を安定して供給するため,政府が農家から米を買い上げて国民に売るという食糧管理制度がとられていて,米の生産と流通は政府によって管理されていた。新食糧法によって食糧管理制度は廃止され,農家による米の生産と流通が大きく自由化されることになった。
【食糧管理法と新食糧法】
- 1942年……食糧管理法が制定され,食糧管理制度がはじまる。この制度は第二次世界大戦後も続けられたが,米の生産が増えたり食生活が変化するとともに,米が余るなどの問題がおきるようになった。
- 1995年……新食糧法が制定され,食糧管理制度が廃止される。農家による米の生産と流通が大きく自由化される。
- 2004年……新食糧法が改正され,これまでの農業関係者以外でも米の流通・販売に参加できるようになる。