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日米安全保障条約

Last-modified: 2019-07-29 (月) 12:46:37
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日米安全保障条約(にちべいあんぜんほしょうじょうやく)

1951年締結 日本とアメリカ合衆国の間で結ばれた,日本の独立後もアメリカ軍が日本国内にとどまることを認める条約。 略称は安保条約

サンフランシスコ平和条約の調印と同じ日(9月8日)に,サンフランシスコで調印された。この条約によって,1952年4月のサンフランシスコ平和条約発効後も,アメリカ軍の日本駐留(ちゅうりゅう)が続いた(在日米軍)。

1960年に,日米関係をより対等にし,強力にするための新しい安保条約が結ばれた。このとき,日本が戦争にまきこまれる危険があるとして全国的に反対運動が高まったが(安保闘争),条約は成立した。新しい安保条約の期限は10年で,それ以降はどちらかの国の1年前の予告によって破棄(はき)できるとされているが,現在まで自動延長されている。

【注意】

条約の正式な名称は次の通りである。

  • 1951年締結……「日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約(Security Treaty Between the United States and Japan)」
  • 1960年締結……「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(Treaty of Mutual Cooperation and Security between the United States and Japan)」

法的にはこの2つは別の条約なので,1951年締結の条約を日米安全保障条約(旧安保条約),1960年締結の条約を日米新安全保障条約(新安保条約)として区別することもあるが(旧安保条約は新安保条約の発効にともなって失効になっている),両方をまとめて日米安全保障条約(安保条約)とよぶことも多い。