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朱印船貿易

Last-modified: 2019-07-09 (火) 14:48:32
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歴史Aランク

朱印船貿易(しゅいんせんぼうえき)

江戸時代初期に行われた貿易。 江戸幕府を開いた徳川家康は貿易に熱心で,朱印状という許可証を商人や大名,外国人にまで発行して,貿易を行わせた。「朱印船」は朱印状を与えられて渡航した船のことで,東南アジア各地におもむき,銀・銅・硫黄などを輸出し,生糸・絹織物などを輸入した。この結果,マニラ(フィリピン),アユタヤ(タイ)などでは日本町がさかえたが,幕府の鎖国政策が進むとともに,朱印船貿易は行われなくなった。


【朱印船貿易の歴史】

  • 1604年……朱印船貿易がはじまる。朱印状はウィリアム・アダムスやヤン=ヨーステンなどの外国人にも発行されている。
  • ウィリアム・アダムス……イギリス人。1600年にオランダ船リーフデ号にのって日本に漂着した。徳川家康の外交顧問として活躍し,旗本に取り立てられて三浦按針(あんじん)と名のった。
  • ヤン=ヨーステン……オランダ人。リーフデ号の航海士で,徳川家康に仕えた。東京駅東側の八重洲(やえす)は彼の名が語源になっている。
  • 1631年……朱印状だけでなく老中の発行する許可書である奉書(ほうしょ)も必要となる。
  • 初代将軍である家康の発行した朱印状を無効にすることはできないので,奉書も必要であることにして貿易を制限した。
  • 1633年……奉書船(朱印状と奉書を与えられた船)以外の海外渡航が禁止される。
  • 1635年……日本船の海外渡航が全面的に禁止される。

貿易を許可する朱印状の発行は豊臣秀吉がはじめたとされるが,朱印船貿易が積極的に行われたのは徳川家康の政権下である。