条約
Last-modified: 2017-08-02 (水) 16:21:19
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条約(じょうやく) †
国際法の一種で,国家間または国家と国際機関の間で結ばれる,文書による合意のこと。 日本では,条約の効力は一般的な法律よりも優先すると規定されている(ただし,憲法がさらに優先する)。そのため,条約を結ぶときに,条約の内容に合わせて法律を制定したり改正する場合がある。
【条約成立の過程】
- 調印(署名)……国家の代表者(「全権代表」などという)が,条約の内容を記した公文書に署名すること。調印によって条約の内容が確定する。
批准 ……条約を最終的に確認すること。相手国と批准書を交換したり,国際機関に批准書を寄託 することによって,批准が行われる。
- 条約に加わることを表明する方法には,他に
受諾 ,承認,加入などがあるが,重要な条約の場合,批准を必要とすると決めている場合が多い。
- 発効……批准などによって条約が効力を持つようになること。
- 多国間条約の場合,批准した国が一定数を超えると,発効すると決めている場合が多い。
日本では,次のように定められている。
- 天皇が国事行為として条約の公布を行う。