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栽培漁業

Last-modified: 2016-09-26 (月) 16:19:50
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地理Aランク

栽培漁業(さいばいぎょぎょう)

育てる漁業の一つで,人工的に育てた稚魚(ちぎょ)稚貝(ちがい)を海や川に放流し,成長したものをとる漁業のこと。 卵から稚魚・稚貝になるまでの一番弱い時期(他の魚に食べられたりすることが多い)を人間が守り育てることによって,魚や貝を増やすことがねらいである。なお,放流しないでずっと育てるときは,養殖業という。

【サケの栽培漁業】

産卵(さんらん)のために生まれた川に帰ってくるというサケの習性(回帰性という)を利用している。

  1. 川にのぼってきたサケをつかまえ,池で成熟(せいじゅく)するまで育てる。
  2. メスからとった卵にオスの精子をかけて受精させる。
  3. 受精卵から生まれた稚魚にエサを与えて,体重が1グラムぐらいになるまで育てる。
  4. 育てた稚魚を川に放流する。
  5. サケは北太平洋で育ち,成熟がはじまると,生まれた川に帰ってくる。(生まれた川に帰ってくる魚については,その川のある国に権利があるという考えから,日本,カナダ,ロシア,アメリカ合衆国,韓国は,北緯33度以北の太平洋の公海でサケを捕ることを禁止する条約を結んでいる。)
  6. 川に帰ってくるサケを,海に設置した定置網(ていちあみ)でとる。(帰ってきたサケの90%以上は定置網でとられ,残りが川をのぼる。)