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標準時

Last-modified: 2018-03-07 (水) 14:50:37
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地理Bランク

標準時(ひょうじゅんじ)

ある国や地域で,共通して使われている時刻のこと。 その国や地域の標準時子午線の真上を太陽が通る時刻を正午(午前12時・午後0時)とするのが原則である。(現在の標準時の定め方については,あとの【参考】で説明する。)

  • 日本の標準時子午線は東経135度の経線で,これをもとに日本の標準時を定めている。
  • 東西に広い国の場合,1つの国のなかで複数の標準時を定めていることがある。
  • アメリカ合衆国……東部標準時・中部標準時・山岳地帯標準時・太平洋標準時・アラスカ・ハワイの6つの時間帯がある。例えば,アメリカ東海岸のニューヨークと西海岸のサンフランシスコでは3時間の時差がある。(サンフランシスコが午後1時のとき,ニューヨークは午後4時である。)
  • 中国……全国で同じ標準時を使用している。このため,中国の西端では,午後3時頃に太陽がいちばん高くなる。
  • サマータイム(夏時間)……日照時間の長い夏の間だけ,時刻を標準時よりも1時間すすめること。高緯度の欧米諸国では,この制度がよくとられている。

【参考】

かつては,標準時子午線上の平均太陽時(おもに公転の影響で1日の長さは変化するので,その平均をとって時刻を定めたもの)をもとに,標準時を定めていた。セシウム原子時計が発明された現在は,セシウム133が91億9263万1770回振動する時間を1秒として,次のように標準時を定めている。

  1. 300個のセシウム原子時計の平均をもとに国際原子時を定める。国際原子時の起点は1958年1月1日0時0分0秒で,フランスにある国際度量衡(どりょうこう)局が計測している。
  2. 本初子午線(0度の経線)上で太陽などの動きを観測して,天文学的に世界時を定める。観測は国際地球回転観測事業が行っている。
  3. 国際原子時をもとに,世界時との差が1秒未満となるように協定世界時を定める(これが本初子午線上の時刻になる)。なお,地球の自転の変化などによって世界時との差が0.9秒以上になったときは,(うるう)秒を定めて修正する。(最近では,日本標準時で2017年1月1日午前8時59分59秒の後に1秒の閏秒が挿入されている。)
  4. 協定世界時に,本初子午線と標準時子午線の経度差で決まる時差を加えたり,ひいたりして,各地の標準時を定める。

本初子午線から見た東経135度の経線との時差は9時間なので,日本の標準時は「協定世界時+9時間」になる。(協定世界時の略称はUTCなので,日本の標準時を「UTC+9」と表記することが多い。)