歴史Aランク
清和(せいわ)天皇の子孫で,東日本で大きな武士団をつくった一族。 陽成(ようぜい)天皇の子孫であるという説もある。
もとは中級の貴族であったが,藤原氏に仕え,武家としての地位を確立していった。
【注意】
「源(みなもと)」は,天皇の子孫で臣下(貴族)になったものにさずけられた姓の一つである。したがって「源氏(源という姓の一族)」といってもいろいろな一族があるが(全部で21ともいわれる),武士団をつくった源氏(上で説明した「清和源氏」)が最も有名である。ちなみに「源氏物語」の主人公の光源氏は,天皇の子が源の姓を与えられて貴族になったという設定であり,武士ではない。