独占禁止法
Last-modified: 2016-06-20 (月) 15:22:30
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独占禁止法(どくせんきんしほう) †
企業の健全な競争を維持するために定められた法律。 大企業による独占や寡占を防ぐことが目的である。
日本では1947年に独占禁止法が制定され,公正取引委員会が運用にあたっている。
【独占禁止法で禁止されている行為の例】
- 私的独占
- トラスト……企業が合同して,市場を支配すること。事実上企業は一体化される。
- コンツェルン……持株会社を中心にして,巨大な企業集団をつくること。形式的には企業は独立しているが,親会社の支配下に置かれている。
- 不当な取引制限
- カルテル……企業が協定を結んで,価格や生産量などを決めること。
談合 ……企業が話し合って,公共事業などの受注業者や受注金額を決めてしまうこと。
- 不公正な取引方法
- 抱き合わせ販売……人気商品と不人気商品をセットにして販売すること。
- 不当
廉売 ……ライバル企業を倒すなどの目的で,不当に安い価格で販売すること。