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王政復古の大号令

Last-modified: 2017-02-21 (火) 12:03:05
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歴史Aランク

王政復古の大号令(おうせいふっこのだいごうれい)

1867年 江戸幕府を廃絶し,天皇中心の新政府をつくることを宣言したもの。 「王政復古」は天皇中心の政治にもどることをいう。

倒幕(とうばく)の動きが高まるなかで,将軍徳川慶喜大政奉還を行って政権を朝廷に返したが,天皇のもとに将軍を議長とする大名会議をつくり,新政府でも実権をにぎり続けることをねらっていた。これに対して,倒幕派の薩摩藩・長州藩は公家岩倉具視と結んで朝廷でクーデターをおこし,王政復古の大号令を発した。これによって将軍や摂政関白は廃止され,総裁(そうさい)議定(ぎじょう)参与(さんよ)の三職が設置された。三職には公家や薩摩・長州などの大名・藩士が任命され,幕府にかわる新政府が誕生することになった。

  • 倒幕……幕府を倒すこと。「幕府を攻め()つ」という意味で,討幕(とうばく)と書くこともある。
  • クーデター……権力階級の一部が武力を使って政権を奪うことをいう。薩摩藩兵らが京都の御所(ごしょ)を取り囲むなかで,岩倉具視が中心となって王政復古の大号令が発せられた。

直後に行われた会議で,倒幕派は,徳川慶喜に官職(朝廷での役職)と幕府の領地の返上を命じることを決定した(慶喜の新政府参加を防ぐため)。これに旧幕府側が反発して鳥羽・伏見の戦いがおこり,新政府軍と旧幕府軍が戦う戊辰戦争がはじまった。