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生命・身体の自由

Last-modified: 2016-06-20 (月) 15:05:19
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公民Aランク

生命・身体の自由(せいめいしんたいのじゆう)

自由権の分類の1つで,法の手続きなしには,拘束(こうそく)されたり処罰されたりしない権利。

【憲法で保障されている生命・身体の自由】

  • 奴隷(どれい)的拘束および苦役(くえき)からの自由(第18条)……奴隷のようにあつかわれたり,本人の意思に反して苦しい労働をさせられることはない。徴兵(ちょうへい)制度もこの条項によって禁止されていると考えられている。
  • 犯罪に対する処罰としての苦役(懲役(ちょうえき)など)は認められている。なお,犯罪に対する処罰であっても奴隷的拘束は認められない。
  • 法定手続きの保障(第31条)……法律の定める手続きによらなければ,刑罰を科せられることはない(罪刑法定主義)。
  • 逮捕・拘禁(こうきん)などに対する保障(第33〜第35条)
  • 現行犯の場合を除いて,理由を明示した令状によらなければ逮捕されない。(第33条)
  • 拘禁の理由の明示,および弁護人を依頼する権利が与えられなければ,拘禁されない。(第34条)
  • 令状がなければ,住居に侵入,捜索,押収されることはない。(第35条)
  • 拷問(ごうもん)残虐(ざんぎゃく)な刑の禁止(第36条)……自白が強制されないように,拷問は禁止されている。なお,現在の死刑制度が「残虐な刑」にあたるかどうかは,議論が分かれている。
  • 刑事手続きの保障(第37条〜第39条)
  • 迅速(じんそく)な裁判を受ける権利,弁護人を依頼できる権利など,刑事被告人の権利が認められている。(第37条)
  • 自己に不利益な供述は強要されない(黙秘権(もくひけん))。また,自白だけを証拠に刑罰を科せられることはない。(第38条)
  • 実行時に適法であった行為,またはすでに無罪とされた行為については,刑事上の責任を問われることはない。(第39条)