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産業革命

Last-modified: 2017-02-28 (火) 12:29:41
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歴史Aランク

産業革命(さんぎょうかくめい)

工場制機械工業が発達して,人々の生活や社会のしくみが大きく変化したこと。

工場制機械工業は,工場で機械を使って製品を生産すること。大量生産が可能になることによって,産業の中心が農業から工業に変わり,資本主義が発達するが,一方でさまざまな労働問題おこることにもなった。

産業革命が最初にはじまったのは18世紀後半のイギリスで,「世界の工場」ともよばれる存在に成長した。

【イギリスの産業革命】

  • インド産の綿布の輸入がさかんになる(綿織物は毛織物よりも安く,洗濯しても縮まないことから,人気を集めた)なかで,イギリス国内で綿織物をつくろうとする気運が高まる。
  • 18世紀の後半になると,新型の紡績機(ぼうせきき)織機(しょっき)が次々と発明され,イギリス国内で大量に綿織物がつくられるようになる。
  • 紡績機……糸をつむぐ機械。1768年には水力を動力とする紡績機が発明された。
  • 織機……布をおる機械。1785年に蒸気を動力とする織機が発明された。
  • イギリス産の綿布がインドにも輸出されるようになる。手工業であったインドの綿産業はおとろえ,原料(綿花)の供給地になった。
  • 19世紀になると,蒸気機関の改良によって汽車や汽船が実用化され,鉄道網が広がった。製鉄・機械などの重工業も発達し,工業都市に人口が集中するようになった。

19世紀には,フランス,ドイツ,アメリカなどでも産業革命がおこり,各国は原料の産地と商品の市場を求めてアジアやアフリカに進出して,植民地を広げていった(帝国主義)。

【日本の産業革命】

日本では,1880年代の後半から産業革命がはじまっている。

  • 日清戦争(1894〜95)の前後……紡績,製糸などの軽工業の産業革命が進む。日清戦争後は綿糸が朝鮮や中国などに輸入されるようになり,日露戦争後は世界最大の生糸輸出国になっている。
  • 日露戦争(1904〜05)の前後……官営の八幡製鉄所を中心に重工業の産業革命が進む。輸入にたよっていた機関車や戦艦なども国内で生産できるようになった。