歴史Aランク
774年〜835年 平安時代初期の僧で,真言宗(しんごんしゅう)を広めた。 弘法(こうぼう)大師とよばれる。
804年に唐にわたって真言密教を学び,帰国後,真言宗を一宗として確立した。高野山(こうやさん)に金剛峯寺(こんごうぶじ)をたてて修行の場とし,嵯峨(さが)天皇から与えられた京都の東寺(とうじ)を根本道場とした。山中できびしい修行をつみ,祈りによって人の災いをとりのぞき国を守ろうとする空海の教えは,朝廷や貴族に尊ばれた。
【参考】
空海は書道の達人としても知られ,「弘法筆を選ばず」や「弘法も筆の誤り」のようなことわざにもなっている。