トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS


議院内閣制

Last-modified: 2017-05-25 (木) 13:30:57
Top / 議院内閣制

公民Aランク

議院内閣制(ぎいんないかくせい)

内閣は国会の信任のもとに成立し,国会に対して責任を持つというしくみ。 日本は議院内閣制をとっていて,日本国憲法第66条に「内閣は,行政権の行使について,国会に対して連帯して責任を負ふ」と定めている。

【日本国憲法における議院内閣制のしくみ】

  • 内閣総理大臣は,国会議員の中から国会の議決で指名する。(憲法第67条)
  • 衆議院参議院で内閣総理大臣の指名選挙を行う。衆議院の優越の原則があるので,ふつう衆議院で多数の議席をしめる政党の代表が内閣総理大臣に指名される。
  • 国務大臣は内閣総理大臣が任命するが,過半数は国会議員でなければならない。(憲法第68条)
  • 衆議院議員総選挙の後,初めて国会の召集があったとき,内閣は総辞職しなければならない。(憲法第70条)
  • 新しい衆議院のもとで内閣総理大臣を選び直す。内閣総理大臣の任期は決まっていないが,この規定によって,1回の指名で内閣総理大臣をつとめられるのは最長で4年になる(衆議院の任期が4年だから)。
  • 両議院は,内閣の仕事について調査を行うことができる(国政調査権)。(憲法第62条)
  • 衆議院で内閣不信任案が可決されたり,信任案が否決された場合,内閣は10日以内に総辞職するか,衆議院を解散しなければならない。(憲法第69条)
  • 内閣と国会が対立した場合に備えた規定である。
  • 衆議院が解散されたときは,解散の日から40日以内に総選挙を行い,選挙の日から30日以内に国会を召集しなければならない。(憲法第54条)
  • 憲法第70条の規定から,この国会が召集されると内閣は総辞職する。

議院内閣制はイギリスで確立されたもので,日本やヨーロッパの国に多く取り入れられている。アメリカ合衆国の大統領制(大統領と議員をそれぞれ選挙で選ぶなど,大統領と議会が独立している)のように,別の制度をとっている国もある。