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鉄鉱石

Last-modified: 2019-03-11 (月) 12:40:12
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地理Dランク

鉄鉱石(てっこうせき)

酸化鉄を多くふくむ鉱石で,鉄の原料になる。

【製鉄】

製鉄所では,鉄鉱石を原料にして次のような作業が行われている。

  • 鉄鉱石やコークス(石炭から炭素部分だけを残した燃料)を溶鉱炉(ようこうろ)に入れ,熱風と酸素をふきこんで溶かす。軽い不純物は上に浮かび,重い銑鉄(せんてつ)が下にたまる。
  • 鉄鉱石を溶鉱炉で溶かしてつくった鉄を銑鉄という。銑鉄は炭素を多くふくむので,そのまま冷やすとかたくてもろい金属になる。
  • 溶けた銑鉄を転炉に入れ,酸素をふきこんで炭素などを燃やす。こうして,強くてしなやなか鉄鋼ができる。
  • 鉄鋼を次のように加工することもある。
  • 鋳造(ちゅうぞう)……溶けた鉄鋼を,加工しやすいように一定の形に固める。
  • 圧延(あつえん)……鋳造した鉄鋼に力を加えて,板・棒・管などの形状に加工する。

【参考】

約27〜22億年前,地球の海中に光合成を行う生物が大量に発生した。光合成によって放出される酸素が海中の鉄イオンと結合して酸化鉄となり,これが海底にたい積して鉄鉱石ができた。造山活動によって鉄鉱石をふくむ地層が地上に押し上げられたものが,現在の鉄山(鉄鉱石の鉱山)である。

なお,その後も酸素の増加は続いたが,酸素呼吸によってエネルギーをつくりだす生物の出現と,酸素によるオゾン層の形成(太陽の紫外線を防ぐはたらきがある)によって,生物の陸上への進出がはじまった。