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院政

Last-modified: 2019-04-16 (火) 16:57:20
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歴史Aランク

院政(いんせい)

1086年〜 上皇(じょうこう)(位をゆずった天皇のこと)が行う政治のこと。 上皇の御所を院といったことから,院政とよばれる。

白河(しらかわ)天皇は1086年に子に位をゆずって上皇になってからも政治を続けたが,これが院政のはじまりとされる。白河上皇(1096年に出家してからは法皇(ほうおう))は藤原氏をおさえて強力な政治を行ったが,院の警備などに武士を用いたことから,都で武士の力が強まるきっかけになった。

  • 院政は白河法皇の死後も行われたが,承久の乱(1221年)で後鳥羽(ごとば)上皇が流罪になってからは,実権を失っていった。なお,形式的には,江戸時代の後半まで院政は行われている。
  • 在位している天皇の父や祖父である上皇が,天皇家の長という立場で院政を行った。上皇が2人以上いても,院政を行う上皇は原則として1人だけであった。