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IC

Last-modified: 2018-12-11 (火) 15:45:57
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地理Cランク

IC(あいしー)

集積回路(integrated circuit)の略称で,シリコンの基板の上に複雑な電子回路を組みこんだもの。 ICを利用することによって,小型で高性能の電子機器(コンピュータなど)が簡単に製造できるようになっている。

ICはアメリカで開発されたもので,1960年代から本格的に製造されるようになった。1970年代になるとICをさらに高性能にしたLSI(大規模集積回路)も製造されるようになり,日本でもIC産業がさかんになった。

【日本のIC産業】

  • IC工場はどんな所にできているか
  • 空港や高速道路のインターチェンジの近く……ICは小型・軽量のわりに価格が高いので,航空機や高速道路を使って輸送しても利益を上げることができる。製鉄所や石油化学工場は海上輸送に便利な沿岸部につくられてきたが,IC工場は内陸部にも多くつくられている。
  • 水と空気のきれいな所……精密機器のICは,ほこりに弱いため。
  • IC工場が集中している地方
  • 九州地方……シリコンアイランド(シリコンの島)ともよばれている。
  • 東北地方……東北自動車道にそって工場がつくられ,シリコンロード(シリコンの道)ともよばれている。
  • IC工場の問題点
  • ICが別の場所に運び出されてしまうので,工場ができても関連する産業が発達しない。
  • ICの洗浄液による公害が心配されている。

【参考】

純粋なシリコン(ケイ素)は電流を通さないが,他の原子など(不純物という)を加えると電流を通すようになる。(このように,条件によって電流を通したり,通さなかったりする物質を「半導体」という。)ICはこの性質を利用して,シリコンの基板上に電子回路を構成している。なお,シリコンは砂の中にいくらでもふくまれているが,ICの基板になるシリコンは99.999999999%(9が11個!)の純度を必要とする。このようなシリコンをつくるには多量の電力を必要とするので,電力の安い国が主要な産出国になっている。日本では輸入したシリコンを加工,スライスして薄い円盤(シリコンウェーハ)をつくり,これを基板としてICを製造している。