カースト制度 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2016-05-17 (火) 16:59:34)
- 2 (2016-09-29 (木) 12:54:18)
- 3 (2017-01-24 (火) 14:07:30)
カースト制度(かーすとせいど) †
インドで行われている身分制度。 ヒンドゥー教と結びついた制度で,人々はジャーティとよばれる社会集団に分けられ(ジャーティの数は3000以上ともいわれる),職業や結婚などがきびしく制限された。
現在のインドの憲法ではカースト制度は禁止されているが,特に農村部などでは,カーストによる差別が根強く残っている。
【参考】
インドにはヴァルナとジャーティという身分制度があり,15世紀にインドに進出したポルトガル人が,まとめてカーストと呼んだ。(カーストの語源はポルトガル語で「血統」を意味するカストである。)
- ヴァルナ……インドに進出したアーリア人が先住民を支配する過程で形成されたとされる。バラモン(司祭),クシャトリア(武人),ヴァイシャ(庶民),シュードラ(隷属民)の4身分が存在し,さらにヴァルナに属さない人々もあった。
- ジャーティ……ヒンドゥー教の発展とともに形成されたもので,伝統的な職業などによって身分が細かく区分されている。特定のジャーティにうまれた者はその職業につき,同じジャーティの者と結婚する義務があるとされてきた。