参議院 のバックアップ(No.1)
参議院(さんぎいん) †
衆議院とともに,日本の国会を構成する議院。 日本国憲法にもとづき,1947年に設置された。
- 議員数……242人
- 任期……6年(3年ごとに半数を改選する)
- 被選挙権……30歳以上
- 選挙……選挙区選挙と比例代表選挙を併用
- 選挙区選挙(定数146人)……各都道府県を選挙区とする大選挙区制。半数改選のため,各選挙区の定数は2人・4人・6人のように,偶数になっている。
- 定数が2人の選挙区は1回の選挙で1人を選出するので,実質的には小選挙区制になっている。
- 2015年に改正公職選挙法が成立し,2016年から鳥取県と島根県,徳島県と高知県を1つの選挙区に統合すること(合区)が決まっている。
- 比例代表選挙(定数96人)……全国を1区とする非
拘束 名簿式比例代表制で,有権者は政党または立候補者に投票する。1回の選挙で48人を選出する。
- 解散……なし
参議院はもともと1人1人の議員が独立し,衆議院の行き過ぎをチェックする「良識の府」とされていた。 しかし,現在の議員の大半は政党に所属する政治家であり,衆議院とほとんど変わらない状態になっている(参議院の政党化)。このため,参議院を廃止して一院制にすべきであるという意見(参議院不要論)や,選挙制度などを改革して独自性を高めるべきであるという意見(参議院改革論)が出されている。
【参考】
1947年に行われた第1回選挙では,全議員を選挙した上で,得票数に応じて上位当選者と下位当選者に分け,下位当選者は第2回選挙,上位当選者は第3回選挙で改選した。