歴史Bランク
1858年〜1859年 江戸幕府の大老井伊直弼(なおすけ)が,幕府を批判する大名や武士,公家をきびしく処罰したこと。
幕府が朝廷の許可なく通商条約を結んだことから,これに反対する尊王攘夷運動が高まった。直弼は開国や将軍のあとつぎ問題で対立していた大名・公家を処罰し,攘夷論をとなえた吉田松陰(しょういん)らを処刑した。
この弾圧は幕府への反発を高めることになり,直弼は1860年,江戸城の門外で暗殺された(桜田門外の変)。