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オゾンホール のバックアップ差分(No.3)



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[[地理Dランク]]

**オゾンホール [#g999c0ef]

&color(mediumblue){南極や北極の上空で,春から夏にかけて,オゾンの濃度が減少すること。}; ホールは「穴」のこと。 
&color(mediumblue){南極や北極の上空で,春から夏にかけて,オゾンの濃度が減少すること。}; ホールは「穴」のことで,オゾンがうすくなって穴があいたような状態になることを意味する。

地球の上空にはオゾンの濃度が高いオゾン層があり,太陽からの紫外線をさえぎっている。強いエネルギーをもつ紫外線は生物にとって有害であるため,オゾンホールの発生によって地表にとどく紫外線が増加することが,大きな問題になっている。

-オゾンは酸素原子3つからできる物質で,発生するときも,分解するときも紫外線を吸収する。紫外線をさえぎるオゾン層ができることによって,生物の陸上進出が可能になったと考えられている(それまで生物は水中で生活していた)。

-工業用に広く使われていたフロンが,オゾン破壊の原因になっている。そのため,国際的にフロンの使用が制限されるようになっている。

--フロンは塩素・炭素・水素などの化合物で,冷蔵庫やエアコンなどに使われてきた。化学的に安定した物質であるが,紫外線にあたると分解し,発生した塩素にはオゾンを連続的に破壊するという性質がある。

--冬の南極・北極の上空は特に低温で,下降気流によって強い空気のうずができる。春になると氷の雲に付着していたフロンが放出され,うずの中でフロンによるオゾンの破壊が進むためオゾンホールが発生する。