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[[地理Bランク]]
**乾季(かんき) [#n8574cdd]
&color(mediumblue){1年のうちで,特に雨の少ない季節・時期のこと。}; 季節によって降水量に大きな差があるとき,雨の多い季節・時期を[[雨季]],雨の少ない季節・時期を乾季という。
&color(mediumblue){1年のうちで,特に雨の少ない季節・時期のこと。}; 季節によって降水量に大きな差があるとき,雨の多い季節・時期を[[雨季]],雨の少ない季節・時期を乾季という(時期は,だいたい1か月以上)。
【雨季と乾季の違いがはっきりとしている地域】
雨季と乾季は,次のような地域で見られる。
-[[熱帯]]……赤道から北回帰線・南回帰線に近づくにつれて雨季と乾季が現れるようになり,低木がまばらに生えたサバナが広がる(サバナ気候)。
-[[熱帯]]の[[サバナ]]が広がる地域……雨を多く降らせる低気圧の気団と,雨の少ない高気圧の気団が南北に移動するため,雨季と乾季がはっきりとしている。
--原因は,雨を多く降らせる低気圧の気団と,雨の少ない高気圧の気団が南北に移動するためである。
-[[ユーラシア大陸]]の東部から南部……[[季節風]]([[モンスーン]])の影響が強く,海から湿った風がふく季節・時期は雨季,陸から乾いた風がふく季節・時期は乾季になる。
--赤道に近づくにつれて1年中雨が多くなり,熱帯雨林が広がる(熱帯雨林気候)。
日本は周りを海に囲まれた[[島国]]であることから,はっきりとした乾季はない(冬は大陸から乾いた季節風が吹くが,日本海上で水分を吸収することから,日本海側では降雪が多くなる)。
-[[温帯]]……[[季節風]]([[モンスーン]])の影響の大きい地域(大陸の東岸)では,海から湿った風がふく雨季と,内陸から乾いた風がふく乾季が現れる。