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[[地理Cランク]]
**標準時子午線(ひょうじゅんじしごせん) [#l7b61cc9]
&color(mediumblue){国や地域の標準時を定めるときの基準となる経線。}; この経線上に太陽が位置する時刻を正午(午前12時・午後0時)として,国や地域の時刻([[標準時]])を定めている。
日本の標準時子午線は東経135度の経線で,この経線上で太陽が真南の来る時刻を日本全体の正午としている。(東経135度の経線より東の地域では正午よりも前に太陽が真南に,西の地域では正午よりも後に太陽が真南に来る。)
&color(mediumblue){国や地域の標準時を定めるときの基準となる経線のこと。};
かつては,標準時子午線上を太陽が通過する時刻を,その国や地域の正午としていた。現在は[[本初子午線]]で定める協定世界時に,本初子午線から見た標準時子午線との[[時差]]をたしたり,ひいたりして,それぞれの国や地域の[[標準時]]を定めている。
-日本は東経135度の経線を標準時子午線に定めている。本初子午線から見た時差は9時間になるので,日本の標準時は「協定世界時+9時間」になる。
-アメリカ合衆国の東部標準時では西経75度の経線を標準時子午線に定めている。本初子午線から見た時差はー5時間になるので,アメリカの東部標準時は「協定世界時ー5時間」になる(時刻を1時間すすめるサマータイムの期間中は「協定世界時ー4時間」)。
標準時子午線の経度は,ふつう協定世界時との時差が1時間単位または30分単位になるように,15の倍数か,15の倍数に7.5をたしたものになっている。(例えば,インドの標準時子午線は東経82.5度の経線で,インド標準時は「協定世界時+5時間30分」になる。)