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バブル経済 のバックアップソース(No.3)


[[歴史Aランク]]・[[公民Dランク]]

**バブル経済(ばぶるけいざい) [#u4f0dc3c]

&color(mediumblue){1980年代の後半,日本で株式や土地の価格が異常に高くなったこと。}; バブル景気ともいう。バブルは&ruby(あわ){泡};のことで,「価格の上昇に中身がないこと」や「いつかははじけてなくなってしまうこと」を表している。 
 
日本は1988年に貿易黒字で世界一となったが,これらの利益が株式や土地の購入に集中したため,バブル経済が発生した。当時は土地の価格はいつまでも上がり続けると信じられていて(土地神話),多くの企業が銀行から資金を借りて,土地を買い集めていた。
 
1990年に政府が土地関連の資金の&ruby(ゆうし){融資};を規制したことがきっかけとなって地価や株価が急落し([[バブル崩壊]]),多くの企業が倒産して日本経済は長期的な不景気におちいった(平成不況)。銀行は貸したお金が返ってこない不良債権を大量にかかえ,経営が&ruby(はたん){破綻};する銀行も現れた。

【参考】 

バブルとよばれる現象は日本に限らず,世界各地でおきている。世界最初のバブルとされるのは17世紀にオランダでおきたチューリップ・バブルで,チューリップの球根の価格が急上昇したあとに一気にさがり,経済が大混乱した。