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[[公民Aランク]]
**地方分権(ちほうぶんけん) [#gd9a345e]
&color(mediumblue){これまで政府が行っていた政策のうち,地域の住民の生活に直接かかわるものについては,地方公共団体が独自に行えるようにすること。};
中央集権と地方分権を対にして覚えておくとよい。
-中央集権……政治権力が中央政府に統一集中していること。
-地方分権……行政権を地方公共団体に広く分散させること。
日本の[[地方公共団体]]は,国から多くの仕事を&ruby(いにん){委任};されてきたが,1999年に地方分権&ruby(いっかつ){一括};法が制定され,その多くが地方公共団体の独自の仕事となった。
地方分権を推進するため,さらに次のような改革が行われている。
-平成の大&ruby(がっぺい){合併};……基礎的な地方公共団体である市町村を強化するために合併特例法が改正され,市町村合併が強力に推進されている。1999年3月末に3232あった市町村は,2010年3月末には1730にまで減少している。
-&ruby(さんみいったい){三位一体};改革……地方財政を自立させるための改革で,[[国庫支出金]]の削減・[[地方交付税交付金]]の見直し・国税から地方税への&ruby(ぜいげんいじょう){税源移譲};の3つ(国の補助を減らす一方で,地方公共団体の[[自主財源]]を増やす)が同時に行われている。
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